(1)伊勢神宮

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わたしのこれまでの少々ヘンテコな人生の経験の中でも

お話しすると、『へぇーーー』って、興味を持ってくださるのが やっぱり『伊勢神宮』においていただいて居た時のことでしょうか?

まぁ…そもそも なぜそんな職種(⁈)を選んだのかっていうとですね…

17歳の時だったと思います。 女の子の19歳の厄祓いにと、身内の者⁈が三重の一の宮、椿大神社に連れて行ってくれたのです。

( この連れて行ってくれたのが家族じゃないところもミソなんですが…(笑)

実は、その時厄祓いに連れて行ってくれたのは のちに判明する…父の彼女という女性だったのです…f^_^; )

まぁ、それはここでは…よこに置いといて…笑(^◇^;)

その場所で 記憶にある限りでは… 生まれて初めて朱い袴をはいて鈴を持ち舞を舞ってる人を見たわけです。

その姿を見た瞬間に 『やだ!わたしコレなんだけど…(^◇^;)』

って、わたしの中のどこかが勝手にそう思ってしまったというか ゆるぎない確信のようなものができてしまっていたのです。

その頃、全寮制の高校生活をしていた私は 大きな休みが終わって学校へ行くなり 担任の先生にその旨を伝えたのです。

三人姉妹の一番うえに生まれて 父は小さいながらも従業員の方をけっこう抱える会社をしていましたので

小さい時から 『跡継ぎ』教育というか、ある種の洗脳(笑)をされていまして

その頃、大学へ行きたいという私に 父は絶対に首を縦にはふりませんでした。

養子さんをもらって 跡を継ぐ…その役割を果たさないわけにはいかない…という状況だったのです。

大学へやらない…のは 養子さんに来てもらう範囲が狭くなるから…という、なんとも古風(笑)なものでした。

でも、小さい頃から折に触れそんな環境の中にいて そこになんの疑問も持っていなかったわたしは

子供ながらに、小学生の頃から 好きになった男の子が長男だったりすると、諦めないといけない…なんて思っていた程でしたから…(^◇^;)

父のその想いは痛いほどわかっていましたし 大学へ行きたい…とは言っても

どうしても何かを学びたい…というものがあるわけでもなく ただ、みんなが行くから…程度では 父の首の方向を変えることは皆無だったわけです。

それがあったからかどうなのか 今となってはおぼえてもいませんが

とにかく、朱い袴のその姿に…私はロックオンされてしまったわけです。

でも 本当に、ものを知らないとはおそろしいことで(笑)

私は、その頃 神社の名前すらほとんど知らない高校生でして…

知っている神社といえば 恥ずかしながら、テレビで見たことのある 『伊勢神宮』『熱田神宮』『明治神宮』の、この三社くらいだったのです。

朱い袴をはく…という漠然とした思いだけがあり いったいどこの神社がいいのかなんて 全く知識もなく

さらに白状してしまうなら…

明治神宮へ行くのは、東京という大都会が怖かったから…消え(笑)

熱田神宮へ行くのも、名古屋という大都会が怖かったことと 名古屋弁が苦手だったから(笑)…という、本当に恥ずかしいような理由で消え…

なんとなく ほどほどに田舎な伊勢なら 私でも大丈夫なんじゃないかしら…くらいの軽い気持ちだったのです。

もっと恥ずかしいことを 白状するなら… 伊勢神宮に祀られている神様の名前すら知らない17歳だったのです…^^;

高校の担任は 『こんなことを言い出したのは、この学校始まって以来だ』 とアタフタしながら願書やら必要書類を取り寄せてくださいました。 そんなある日

副校長に呼ばれて…副校長室のソファに、副校長と向かい合って座りました。

『手を出してみなさい』…と言われて 手を出したのです。 私の手の平の数センチ上にご自分の手のひらを持ってきて しばらく黙ってらっしゃると思ったら 『行っていいぞ…君は…伊勢神宮へ…』 とおっしゃる。

その時の光景は覚えているものの 何をされているのかはさっぱりわからず… ただ、いつも寡黙な様相で威厳のある副校長…という方に 認められたようで、嬉しかったことだけは覚えています。

次の大きな休みに 母と一緒に伊勢へ行きました。

見学をさせていただきたいと どなたかからの紹介をいただき

神楽殿の中をご案内いただき その時に初めて ここは『伊勢神宮』ではなくて『神宮』という名称なのだと知ることになるのです。 伊勢にあるから、伊勢の『神宮』なわけです。

ご存知の方も多いと思いますが 日本中に本当に多くの神社がありますが 『神宮』という名称はここだけ。

もし、行かれる機会がありましたら ぜひお守りやお札の裏を見てみてください。 『神宮』とだけ書いてあります。 『伊勢神宮』とはどこにも書いてありませんから。

そんなこんなで 神楽殿を見学させていただいたその日に この『神宮』に行く…と 密かに心の中で勝手に決めていた… 17歳の怖いもの知らずの高校生だったのです。

思い込み…というものは 時に大きな威力を発揮するものですね…♡